檜扇
檜扇は、アヤメ科の植物で花言葉は「誠意」「個性美」です。葉が、宮中で官位のある人が用いた「檜」の薄板を重ねて作った扇(檜扇)を開いたときのように、何枚も重なり合っていることから名前がつけられたそうです。古代、檜扇は悪霊退散に用いられたことから、怨霊の怒りを鎮めるために始められた祇園祭には特に“祭花”として檜扇が欠かせないものとされてきました。この時期、京都では、町中の至る所に檜扇が飾られて目を奪われます。岡山の花屋さんでは華奢な檜扇を目にすることが多いので、御稽古でこれだけ豪華なのは初めてです。きっと、京都から取り寄せたのでしょう。この檜扇のパワーで新型コロナウイルスの感染、拡大が一日も早く収まるよう祈ります。
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